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指宿市で11日あった「いぶすき菜の花マラソン大会」中に心肺停止し、偶然後ろを走っていた医師らの措置で一命を取り留めた男性が14日、南日本新聞の取材に応じ、「素早い措置のおかげで本当に助かった。退院したらすぐお礼に伺いたい」と話した。 鹿児島市西陵1丁目の大学非常勤講師馬渕正勝さん(66)。鹿児島市の病院に検査入院中だが、2週間前後で退院できる見込みという。 馬渕さんは10キロに参加、昨年に続き2回目だった。スタート直後、いきなり息苦しさを感じたが、持ち直して走り始めた。ゴールまで残り約1キロとなってスパートをかけた瞬間、胸が急に苦しくなり、「体に赤信号がともった」。座り込もうとして意識を失った。 心臓マッサージなどを受け回復し12日、地元病院から鹿児島市に転院した。同病院の医師は「おそらく不整脈が起きて倒れたのだろう。心肺停止は1、2分遅れるだけで命にかかわり、脳に障害が出る可能性も
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