イタリア中部沖で豪華客船コスタ・コンコルディア(乗客乗員約4200人)が座礁し11人が死亡した事故で、船から乗客を残して避難したスケッティーノ船長(52)=過失致死容疑などで自宅軟禁=を電話で激しい調子で叱責した沿岸警備隊長が同国内で英雄視され、人気が高まっている。 コリエレ・デラ・セラ紙によると、リボルノ港湾監督事務所の沿岸警備隊のグレゴリオ・デファルコ隊長(46)。18日付同紙は一面で「ありがとう隊長」の見出しで「一人(船長)はわれわれに恥をかかせ、もう一人(隊長)は名誉を取り戻してくれた」とたたえた。短文投稿サイト「ツイッター」には「われわれの信じるイタリアの象徴」などと称賛する書き込みがあふれた。 隊長は言い逃れをする船長に「まんまと逃げ出したが、このツケは払わせる」などと叱責。「船に戻れ、畜生」というせりふがプリントされたTシャツも早速登場した。(共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く