私(安岡孝一)の昨日の日記で、H. Michael Dammの「Totally anti-symmetric quasigroups for all orders n≠2,6」(Discrete Mathematics, Vol.307, No.6 (2007年3月), pp.715-729)をちょっとだけ紹介したのだが、この論文に出てくるラテン方陣は対角成分が0でないため、チェックディジットとしては少し使いにくい。そこで、対角成分が0のDamm方陣を作成する手順を、ざっとここに書いておくことにする。 k-1桁の10進数xの各桁を、上から順にx1,x2,x3,…と記す時、このxに対するチェックディジットckを作りたい。チェックディジットとしては、1桁の打ち間違いと、隣り合う2桁の入れ替えミスを、全て検出するようなものにしたい。このckを求める漸化式を、ci+1=f(ci,xi), c1=0
電子カルテを中核とする病院情報管理システムの開発が失敗した責任を巡り、旭川医科大学とNTT東日本が争っていた訴訟の控訴審判決は一審判決を覆す内容だった。 札幌高等裁判所は2017年8月31日、旭川医大に約14億1500万円を支払うように命じた。2016年3月の一審判決は旭川医大の過失割合が2割、NTT東が同8割として双方に賠償を命じていたが一転、旭川医大に100%の責任があるとした。同医大は2017年9月14日、判決を不服として最高裁に上告した。 なぜ判決が覆ったのか、裁判資料かと判決文から見ていく。旭川医大とNTT東は日経コンピュータの取材に「コメントできない」と回答した。 高裁もユーザーの義務違反を認定 旭川医大は2008年8月に病院情報管理システムの刷新を企画し、要求仕様書を基に入札を実施。NTT東が落札した。日本IBMと共同開発したパッケージソフトをカスタマイズし、6年リースで提供
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