2012年9月14日のブックマーク (1件)

  • 囲いから解き放たれるロボット、人間の生産性を高める“協働”へ

    人間に傷害を負わせないように防護用の柵に囲われていたロボットが、我々のすぐ隣で仕事をするようになる――。生産ラインで人間の作業員と並んで組み立てに従事したり、高齢者や障害者が独力で自宅での生活を送れるように支援したりする、“協働ロボット”の開発が進んでいる。ロボット業界の取り組みを追った。 現代の製造業はロボットの力なくしては立ち行かない。それくらいロボットは製造業で広く使われている。組み立てラインの自動化を担い、メーカーが他社との差別化を図れるように、柔軟な製造調整やオンタイム出荷などに貢献する。 ただし従来は、そうした産業ロボットが人間の作業者と並んで仕事をすることはなかった。周囲の作業者に傷害を与えてしまう危険性があるからだ。そのためロボットを人間から隔離した場所に配置し、防護用の柵で囲う必要があった。 組み立てラインのロボットが進化し、近くに人間の作業員がいることを検知して、必要に

    囲いから解き放たれるロボット、人間の生産性を高める“協働”へ