★あらすじ 【藪入り】 丁稚奉公中の息子が三年目の藪入りの日、ついに帰宅を許される。父親は待ち遠しくて、朝方からとにかく落ち着かない。 ついに帰ってきた息子。立派に成長したその姿を見て、父親は感極まって誇らしげ。 息子が湯屋に入っている間、母親がふと財布の中を見ると、十五円もの大金が。それを聞いた父親の態度が豹変する。 ★演者について 【三遊亭金馬(三代目)】 1894-1964。東京市本所生まれ。本名は加藤 専太郎。 芸風は明瞭。「楷書で書いたような落語」と評され、すべての演目は老若男女誰にでも分かり易く、過剰な演出はしない。ラジオの寄席番組に度々出演し、その芸風から親しまれた。 趣味は釣りで、釣りに関する著書もある。お気に入りの釣竿職人の娘が海老名香葉子(林家三平の妻)であり、幼いころから家族ぐるみの交流があった。 1964年11月8日 肝硬変の為死去。享年70。(Wikipedia