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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/shintarotokyo (2)

  • 第六回 慎太郎のハードボイルド小説 - 豊崎由美×栗原裕一郎『いつも心に太陽を』

    豊崎 今日で第六回、この企画もやっと折り返しですね。 栗原 はい。これまで純文作品を中心に見てきましたが、前々回トヨザキさんから「慎太郎のハードボイルドは一回まとめて話す価値あるかも」とご提案いただきましたので、今日は箸休めも兼ねて、ハードボイルド特集で行ってみたいと思います。  慎太郎は実は日のハードボイルドの始祖の一人といわれている、なんて話を以前しましたけど、ハードボイルドと呼べそうな作品をリストにしてみました。ドドン。 『夜を探がせ』光文社、一九五九年(初出:『週刊読売』一九五八年七月二〇日号〜五九年二月十五日号) 『汚れた夜』新潮社、一九六一年(初出:『毎日新聞夕刊』一九六〇年十月二十三日〜六一年五月十一日) 『断崖』新潮社、一九六二年(初出:『週刊読売』一九六一年二月二十六日号〜十一月十二日号) 『銀色の牙』講談社、一九六四年(初出:『小説現代』一九六三年二月号〜十二月号)

  • introduction - 豊崎由美×栗原裕一郎『いつも心に太陽を』

    「太陽の季節」から57年。 坪内逍遙『小説神髄』に始まりを求めると、 この小説は、日近現代文学史のちょうど中間あたり、ヘソに位置している。 以来、石原慎太郎は文学の一線に出ずっぱりであり、 芥川賞を見ても、石原以前の受賞者で存命であるのは安岡章太郎一人のみで、 「現役の作家」というしばりを加えると石原が最古ということになる。 つまり、石原慎太郎の歩みは、戦後日文学全体とほぼ軌を一にしている。 良くも悪くも強烈な存在感を放っていながら、 しかし、石原の文学が正面切って扱われたことはごくわずかしかない。 作品数の膨大さも含めて、なにか対処に困るもの、とでもいわんばかりだ。 戦後日文学を、まるで暗黒物質のように然と覆う石原慎太郎の文学。 この深い暗黒を再び太陽でともすことはできるのか? ――それがこのイベントの問いであり試みである。 ※ウクレレ教室付き          ――栗原裕一郎(

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