くそ兄がひと通り怒鳴り散らし、~妹のあまりの生意気な態度に手を上げざるを得なくなっている兄!~ "壮絶なこのシーンにいる俺カッケー"的なクソドラマのワンシーンが始まろうとしたその時、ようやく父が戻ってくる。 『どうしたの~( °_° ) 外まで声が聞こえたよ~』 呑気なやつめ。 …いくら私からメイン駐車場を奪われサブ駐車場に駐めに行ったからと言って、いくらなんでも遅すぎであろう。 ほんの5~6m先だぞ? まさか外でしばらく盗み聞きしておったのではないだろうな。 母、タイミングの悪い父のためにまた一から経緯を説明する。 父が口を挟む間もなく兄がまた語り出す。 『この家に俺の居場所がない!』 『仕事をしていないから皆に蔑まれている!』 『この不自由な体(←???!)でも必死で生きとる!』 『それを誰も分かろうとせん!』 手に持っていたメガネを食卓に叩き付けながら怒鳴る兄。 しーん…。 毎日毎日