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ブックマーク / realsound.jp (5)

  • 『ボンバーマン』ミュージックの先駆者、竹間ジュンの功績を考える

    1985年12月に、ファミリーコンピュータ用ソフト『ボンバーマン』が発売。その後、1990年12月に、PCエンジン用ソフト『ボンバーマン』が発売された。2020年12月をもって前作は発売35周年、後作は発売30周年を迎えた。派生作品やメディアミックスも含めると膨大な数にのぼるボンバーマンシリーズは、ハドソンがコナミデジタルエンタテインメントに吸収合併された後は、コナミブランドで展開されている。2005年11月にサイトロンから発売された『ボンバーマン ザ ミュージック』は、シリーズの原型となった1983年発売の『爆弾男』から、2005年発売のニンテンドーDS版『ボンバーマン』やプレイステーションポータブル版『ボンバーマン ぱにっくボンバー』まで、ハドソンブランドから発売されたシリーズ38作のBGMをセレクト収録した資料的な一枚であるが、廃盤となって久しい。 『ボンバーマン ザ ミュージック』

    『ボンバーマン』ミュージックの先駆者、竹間ジュンの功績を考える
  • 空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ

    今週ほどこのコラムが書きにくい週はない。全国各シネコンの公開初日の異常なまでのスクリーン割り多さが明らかになった先週半ば以降、ソーシャルメディア→ウェブメディア→テレビという順番で、あらゆるところで話題の中心となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の爆発的ヒット。今さら数字を上げるのも躊躇われるが一応。10月16日に公開された同作の初日金曜日の動員は91万507人、興収は12億6872万4700円。土日2日間の動員は251万人、興収は33億5400万円。オープニング3日間の動員は342万493人、興収46億2311万7450円。いずれも2位以下を大きく引き離して、歴代1位となる空前の初動成績を打ち立てた。 この数字は、先週末2位に初登場した『夜明けを信じて。』の約25倍。今年公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、『事故物件 恐い間取り』

    空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ
  • 任天堂はE3で『スマブラSP』追加ファイター以外に何を発表する? 舞台裏でリーク阻止の熾烈な攻防も

    世界最大のゲーム展示会「E3(Electronic Entertainment Expo)」が6月11日から13日にかけて米国ロサンゼルスで開催される。日からは任天堂も参加するが、現地での公式発表を前にして、各社の発表内容が事前に漏えいし拡散しており、任天堂が法的手続きを行って警戒していたことが分かった。 各社の発表内容が次々にリーク、たまらず任天堂が先手 米国のゲームメディアKotakuは、マイクロソフト、ベセスダ、ユービーアイソフトといったE3出展企業の発表内容を次から次へとリークしているツイッタ―ユーザーSabi(別名:PolarPanda)に、その正体を特定した任天堂の弁護士から電話とEメールでリークを思いとどまり、止めるように連絡があったと報じた。Sabiのリークは、ズバリ的中しており、任天堂についてのリークも仄めかしていた(参考:Twitter User Who Leaked

    任天堂はE3で『スマブラSP』追加ファイター以外に何を発表する? 舞台裏でリーク阻止の熾烈な攻防も
  • タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ

    今年も開催された、第57回 静岡ホビーショー(5月10日〜13日)。その会場の片隅で、一風変わったキットが発表された。タミヤの"楽しい工作シリーズ"の新作「ムカデロボット工作セット」がそれである。キットに含まれているのは全長40㎝ほどの、まさにムカデ型のロボット。クリアブルーの胴体からは内部の動力が見え、オレンジ色の脚を回転させて障害物を乗り越えつつ動く姿は、かなり実物のムカデに似た雰囲気が出ている。 このキットには元ネタがある。大阪大学の大須賀公一教授がロボット、そして生物の動作研究のために作った「i-CentiPot」がそれだ。市販のモーターなど手に入りやすい部品と単純な構造を持ちながら、まるで物のムカデのように動くロボットである。今、このロボットがキットになるということには、模型が元来持っていた「機構を再現する」という役割が絡んでいる。 i-CentiPotを開発した大須賀教授が研

    タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ
  • 電気グルーヴの歌詞はなぜ気持ちいい? コトバが生み出すグルーヴを考察

    電気グルーヴの作品を、いつも歌詞カードを熟読しながら聴いてしまう。 「あぁ、面白いよねぇ。バカで最高!」という同意の声、あるいは「え、そんなの真面目に読んでるあんたが馬鹿じゃないの」と鼻白む声が聞こえてきそうだが、今回のテーマは電気グルーヴの歌詞の、面白さ、ではなく、響きの素晴らしさについてである。 電気といえば、「富士山」や「誰だ!」などのオモシロ系、たまに飛び出す「N.O.」や「虹」などのナイーヴ名曲、あとは当然「Shangri-La」が代表曲。そんな認識は間違っていないと思う。実際、楽曲のベクトルはいくつかに分かれるが、作詞家としての石野卓球&ピエール瀧は、常に一貫した手法を取っている。「深い意味がないってことでしょ?」と先に回答されてしまいそうだが、ちょっと違う。彼らは、聴けば意味の通じる「訓読み」のコトバではなく、前後があって初めて意味を成す「音読み」の歌詞を書く。大事なのは音の

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