【2014年6月19日 すばる望遠鏡】 すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡により、木星の影に入ったガリレオ衛星がわずかに光る現象が観測された。皆既月食の赤い月と似た原理で、太陽光が木星の上層大気で散乱されて間接的に照らしているものと考えられ、惑星大気の新たな観測手法につながると期待される。 食中にも光る、ガニメデとカリストの近赤外線画像。クリックで拡大(提供:国立天文台/JAXA/東北大学) 木星の影に入った衛星がかすかに光るメカニズムの推測図。クリックで拡大(提供:国立天文台/JAXA/東北大学/NASA) 2011年12月10日の月食の経過。皆既食中の月が赤く光っている。今年10月8日の皆既月食でも、このような光景を見ることができるだろう。クリックで投稿画像ギャラリーページへ(撮影:百海正明さん) 木星の影に入った衛星ガニメデとカリストが、太陽光に直接照らされていない食の状態にも関わらず