先日発売になったサッカー批評49号に、ミカミカンタ氏による犬飼日本協会前会長のインタビューが掲載されている。題して「犬飼基昭『回想録』不都合な真実」。 拙ブログをお読みの方ならご存じの通り、私は犬飼氏を過去厳しく批判してくきた。その批判要因の多くは、「実現不可能な年またぎ開催を深い考えなしに提案し、不可能な事を論理的に否定されても、意地をはって強弁する、しかし信念などかけらもなく、日本サッカー界に多大な迷惑をかけた」からである。したがって、氏が協会会長を継続しなかった事に大いに快哉を叫んだものである。 そのようなサッカー狂にとって、本インタビューは「ああ、やはりこの人が協会会長を辞めてよかった」と言う「何とも奇妙で情けない安堵感」を大いに味わえるものだった。本稿では、まず本インタビューそのものへの感想を述べた上で、上記の「奇妙で情けない安堵感」について講釈を垂れたい。 ミカミ氏は同誌47号