by Gartner モニカ・バッソ リサーチVP 志賀 嘉津士 リサーチディレクター 携帯電話網などを使って電子メールを使用する“無線メール”のユーザー数は、2014年末までに全世界で10億人に達するとガートナーは予測する。さらに電子メールは社内ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に統合され、業務連絡の主役は、電子メールから社内SNSに変わる。 無線メールとは、ユーザーが携帯機器を使用して、無線ネットワーク経由で電子メールを利用することと定義している。2010年現在、業務用無線メールを利用しているアカウント数は、全世界で8000万以上に及ぶ。大企業、中小企業も組織を挙げて導入に取り組んでおり、アクティブユーザー数は6000万人になるもようだ。 無線メールは当初、企業の経営層を中心に広がった(訳注:米国では携帯電話での電子メールの使用は「BlackBerry」などのスマートフォ