15日政府は、福島原発事故とチェルノブイリ原発事故との比較を発表した。 チェルノブイリ事故との比較 - 東日本大震災への対応 -首相官邸ホームページ- チェルノブイリと同じレベル7と発表したことで国民に広がる動揺を抑える狙いがある。発表に名を連ねているのは、長瀧重信(長崎大学名誉教授)と佐々木康人((社)日本アイソトープ協会 常務理事)の2人。どちらも東京大学卒の東電お抱えの御用学者だ。長瀧重信は3月の段階で「スリーマイル・チェルノブイリを遥かに超えて異常が続いている」と発言していた。 たった、これだけだ。 では順番に、各章のうさんくささを説明していく。 発表、序文のうさんくささ 『チェルノブイリ事故の健康に対する影響は、20年目にWHO, IAEAなど8つの国際機関と被害を受けた3共和国が合同で発表し、25年目の今年は国連科学委員会がまとめを発表した。これらの国際機関の発表と福島原発事故