和歌山県太地町のイルカ漁を扱ったドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」(ルイ・シホヨス監督)が六月二十六日から、東京都内の映画館を皮切りに全国各地で順次公開される。被写体となった漁師らが撮影拒否したにもかかわらず登場させられたのは肖像権の侵害だとして上映中止を求めたため、配給会社が修正を加えて上映する。撮影拒否する人間をカメラに収めるなどの強引な手法でできた作品だが、ドキュメンタリー作家らはどう見ているのだろうか? (石原真樹) 作品は、シホヨス監督が元イルカ調教師らとチームを組み同町のイルカ漁の様子を隠し撮りしたもの。漁師がイルカを銛(もり)で刺し、入り江が血で赤く染まるセンセーショナルな場面などをとらえた作品は、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞、海外で評価された。 漁師らの反発などもあり国内で配給先が見つからなかったが、今年に入って「インスタント沼」など邦画を中心に配給するアンプ
名画の良さをもっと知ってほしい−。そんな願いが込められた「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」が二月六日から来年一月二十一日まで、全国二十五の映画館で開かれる。一般公募のリクエストを基に選んだ外国映画五十本を週替わりで上映する試みで、目指すは映画ファンの発掘だ。 (石原真樹) 映画祭の仕組みはこうだ。一作品を一週間ごとに映画館を代えて上映し、五十週間かけて全国を巡回させる。料金は大人千円、学生・子ども五百円、上映が始まるのは午前十時。例えばTOHOシネマズ六本木ヒルズの場合、二月六日から一週間「ショーシャンクの空に」、十三日から一週間「フィールド・オブ・ドリームス」と続き、来年一月十五日からの「ショウほど素敵な商売はない」で閉幕する。 作品は一九五〇〜七〇年代を中心とする外国映画で、すべてニュープリントで上映される。ラインアップは、昨年九月三十日〜十月二十三日にホームページで募った一
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く