ブックマーク / minor.hatenablog.com (10)

  • 『ルサンチマン』仮想現実世界で30歳独身男がAIとキャッキャウフフする - マイナー・マイナー

    仮想現実の世界に人工知能AI)が生活していて、人間はその世界に自由に出入りできる。そして、AIといろんなプレイができる。漫画『ルサンチマン』の世界設定です。舞台は2015年。 そして2016年現在、残念ながらまだ時代が追いついていないです。 仮想現実とAIが実用レベルで普及するのはまだ先の話ですが、実現したら「痛い」世界になるのではないか?『ルサンチマン』を読んでそんなことを思いました。この漫画は30歳独身の男が中学生くらいの容姿のAIとキャッキャウフフする内容なのですが、まぁ読んでいて痛いのなんの。。 例えるならば、30歳のおっさんがPC上で好きなキャラクターを見てニヤニヤしているところをWebカメラで見ているような、そんな痛さがあります。自分がPCに向かってニヤニヤしているところを想像すると、つらいものがありますよね。でも、そんな光景があたり前になる世界が近づいてきています。 現実を

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  • 大企業に転職して1年目の感想「辞めたい!」 - マイナー・マイナー

    前職は中小企業でシステムエンジニアでした。二次請け、三次請けな企業で、製造や開発が主な仕事のところです。設計や開発に集中すればよくて、プレッシャーもあまりなかったので僕としては楽でした。しかし、年収アップという言葉につられて、一次請け、二次請けメインの大企業に転職したのが1年前。振り返ってみると、「あれ、仕事、つらい!」な日々でした。 顧客から要件を聞き出し、その要件をまとめて下請けに依頼するというのがメインな仕事になってきています。もうね、顧客から要件を聞き出したり説得したりするのはつらいし、オフショア任せの開発はハラハラするし、上からと下からの板挟みで常にストレスフルです。コーディング量もぐっと減って、説明資料ばっかり作ってます。 ここ半年の成果物の割合 PowerPoint : 75% Word : 15% Excel : 10% システムエンジニアってなんだろう?— yosinoo

    大企業に転職して1年目の感想「辞めたい!」 - マイナー・マイナー
    ishikiNullpo
    ishikiNullpo 2016/04/03
    今下請けメインだけど、丸投げばかりされるから収入は低いわプレッシャーは大きいわ、、、
  • 嘘つきだらけの世界で生きていける?『リップヴァンウィンクルの花嫁』 - マイナー・マイナー

    世界には嘘つきな人が多いです。 嘘つきという言葉を聞くと詐欺師のイメージがぱっと思い浮かぶのですが、よくよく考えたらインターネット上にあふれている記事とか、履歴書に書く内容とか、そんな情報にも多かれ少なかれ嘘が紛れ込んでいて、実は嘘つきが身近にもいることに気づきます。 そんな嘘つきだらけの世界を表現したような映画が岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』でした。もうね、映像美が素敵なのはもちろんのこと、孤独な人にとってはとても共鳴するような内容で、熱いものが込み上げてくること間違いなしですよ。 ※以下ネタバレ注意 『リップヴァンウィンクルの花嫁』予告編 嘘のあふれている世界で「嘘のないもの」はなんだろうか?この映画はその「嘘のないもの」を気づかせてくれると思います。 他人の性はなかなか分からないです。例えば探偵を雇うとか、お金を払うとか、そういった手段で性に近づくことはできる

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  • 『響子と父さん』頑固さを受け入れられる関係っていいね - マイナー・マイナー

    「父さん」というと「頑固」という言葉がすぐ頭に思い浮かびます。自分に非のあることがあっても決して謝らない。実際、僕の父は誰かに謝ったところを見たことがないです。おそらくは、よく分からないプライドで生きているのだと思います。 そんなよく分からないプライドを持って生きていきたくない、と思ってずっと過ごしてきたのですが、『響子と父さん』を読むと「そんな生き方もありかな」という気になります。人にはある種の頑固さがあるのは当然で、その頑固さを受け入れられる余地がただあれば良い、というような考えに行き着いたわけです。 誰とはなしにいつの間にかできちゃった 漠然とした価値観に翻弄されてるだけだと思わないのか? 社会に出るといろんな価値観があふれていて、その価値観に引っ張られがちになるかと思います。「仕事のために生きるのが正しい」とか「趣味のために生きるのが正しい」とか、自分の価値観を押し付けたり、あるい

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  • 【笑う犬の生活】小須田部長とジェネラリスト - マイナー・マイナー

    なんでこんなつらい仕事してるんだろう、と思いながら仕事に向かう日々を送っていると、『笑う犬の生活』の名コント、小須田部長の歌がよく再生されます。 がんばれ 負けんな 力の限り 生きてやれ このフレーズを思い出すと、なんだかまだまだ社畜として生きていける気がします。当に職場に行きたくない日があった時も、このフレーズを何回も頭の中でリピートすることで、なんとか職場にたどり着いたこともあります。それくらい励まされる歌なんです。 「なんでこんなに励まされるのか」と考えた時、「小須田部長の生き方にどこか共感できる部分があるからだ」ということにふと気づきました。そう、小須田部長って相当なジェネラリストではないか?! 笑う犬の生活 DVD Vol.2 小須田部長全遍歴 出版社/メーカー: フジテレビジョン発売日: 2000/12/20メディア: DVD購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブロ

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  • 『serial experiments lain』の世界にどこまで近づいたのだろう(2016) - マイナー・マイナー

    中学校時代に見たアニメ『serial experiments lain』。難しい用語や解説なしには理解できないところが多々あって、何回か見返してもよく分からず、結局そのまま17年ほどの歳月が流れました。このアニメをふと思い出し、また見たくなって見返したのですが、経験値が貯まったおかげか、なんか内容がスラスラと分かる! 物語はリアルワールド(現実の世界)とワイヤード(インターネットの世界)、その二つの境界がなくなっていく過程を描いたような内容です。ワイヤードの根幹となる技術、そしてワイヤードとリアルワールドがシームレスとなる可能性の話がすごく素敵です。 革新的な技術の着想に胸が熱くなりながら、「lainの世界で描かれた技術は今どこまで普及しているのか」という疑問がふと浮かびました。そんなわけで、中学生時代に憧れたlainの世界と2016年現在の世界を比較して、相違のある所や気付きをメモしま

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  • 『ネムルバカ』自分が将来なりたいものってなんだったっけ? - マイナー・マイナー

    大学生の頃って、自分は何にでもなれそうな気がして、けれど何になりたいのかはよく分からない、そんな時期だった気がします。何者かになりたいのに、その明確なビジョンが見えない。そんな焦燥感が伝わってくる漫画が『ネムルバカ』でした。 この漫画は、とある女子寮で同じ部屋に住む2人の大学生の日常生活を描いたような内容です。先輩(鯨井ルカ)はバンド活動に勤しみ、後輩(入巣柚実)はその活動をうらやましそうに見ています。作中の所々に描かれる「自分のなりたいもの」に対する考え方や感じ方の描画がとても印象に残ります。例えば海辺で将来を語り合うシーン。 この歳になって目標がブレてない先輩が 運が良いんですよ 小さい頃になりたかったものってなんだったっけ?誰しもが思い描いたその将来像は、常識を学ぶにつれて「なりがたい」ものに変わり、いつしか手の届く範囲のもので良いと妥協してしまう。そんな人生を歩んでいることに気づい

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  • 『女子攻兵』生きているという実感を感じる難しさ - マイナー・マイナー

    女子高生の姿をした巨大ロボットらしきものに乗り込んで戦争する漫画『女子攻兵』。もうね、タイトルからしてすごいよね。 ロボットらしきもの「女子攻兵」に乗り続けると精神汚染が進むという設定もあって、長く乗り続けた搭乗者(男)は良い感じに女子高生化が進みます。女子攻兵に搭乗する主人公(タキガワ中尉)は、異様さと狂気が漂う世界で、自我を崩壊させまいと必死に足掻きます。松次郎さんでしか描けないような混沌とした物語がもう素敵すぎます。 読み進めていくと、立っている場所が分からなくなるような感覚に襲われます。どこに現実があるのだろうか。どこが物なのだろうか。可能性の世界を酔歩している気分が続きます。最終巻でやっと確からしい現実に引き戻されるようなシーンがあるのですが、このシーン、かなりしびれました。 おそらくは、1人の人間が2つの視点を持ってしまったことが、不安定な感覚を引き起こす要因なのだろうと思

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  • 企業恒例の「目標設定をやろう」の時期がやってきました - マイナー・マイナー

    やりたくない、という感情をなんとか抑えてPCに向かう苦行が始まります! 目標設定というのは、「今年度は何を目標にして仕事をするか?」を書いて上司に提出するイベントです。上司からすれば評価のために必要なイベントかもしれないですけど、書いている身からすると、当やりたくないイベントです。 だって、ここで目標を書いたとしても、途中で仕事の内容が変わりますもの 技術の身売り系のシステムエンジニア(格好良い言い方をするならジェネラリスト)をしている人だと、短期間で仕事の内容がコロコロ変わります。2015年の僕の仕事を振り返ってみても、IoT→DBチューニング→VBアプリ→Web系と、相変わらずの安定のしなさぶりです。 おそらくは、固定的な目標設定のシステムがダメなんだ。ジェネラリストにとってとても優しくない。思うに、次の点がダメなのではないかと思います。 目標設定のスパンの長さ 半年後、もしくは1年

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  • 【ヒナまつり】仕事がつらくなったとき、ふと三嶋さんを思い出す - マイナー・マイナー

    今、当、仕事、つらい。。 なんでこんなつらいことをしてるんだろう。 そんなことが今まで何度かありましたが、そのたびにふと『ヒナまつり』の三嶋さんのことが頭に浮かびました。彼女の働きぶりを思い出すと、どことなくまだまだやれそうな気がしてきます。 逆に半額じゃない惣菜見てみたいなぁ 特に印象に残っている話が、第6巻収録の「川の流れのように」です。この話、何度も読み返しているのですが、どことなく不思議な感覚を残していきます。コミックのアンリアルさと現実社会のリアルさが混じっていて、表面上は笑えるんだけど、何か心に引っかかるものを感じて素直に笑えない、そんな内容です。 おそらくは、きっと働き方を間違えているんだ。というかこの時の三嶋さん、そもそも中学生一年生だしね。 ヒナまつり 6<ヒナまつり> (ビームコミックス(ハルタ)) 作者: 大武政夫出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブ

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