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ブックマーク / klov.hateblo.jp (5)

  • 「なりきり」はなぜ擬似恋愛なのか - 絶倫ファクトリー

    女の子ウェブの隠し味、「なりきり」の秘密に迫る! - ねとぽよ 先日の「なりきり」記事への反響について - ねとぽよ この2つの記事を読んで、ふとなぜ「なりきり」が擬似恋愛になるのか、考えてみた。 それは「なりきり」も恋愛も、もある種の「役割への期待」に答えながらコミュニケーションをしていくものであり、かつそのコミュニケーションの履歴は他には無いユニークネスを持つ(と当事者は思い込む)からだと思う。 なりきりは演劇と普通のチャットの中間的な存在だ。演劇が決められたセリフを台通りに発するのに対し、チャットは台などなく、アドホックな言葉のやりとりが続く。なりきり、特になりきりチャットの発話は、事前に相手が発した言葉への応答でもありつつ、自分がなりきっている役割に向けられた相手からの期待にも応えている。相手の言葉と、相手の期待との交点に自分の言葉があるのだ。 同様に、恋愛もまたなりきり(チャ

    「なりきり」はなぜ擬似恋愛なのか - 絶倫ファクトリー
    ishiyapoyo
    ishiyapoyo 2013/03/01
    klovさん、エッチなお兄さんやってるだけじゃなかった……。
  • これはものづくりの本ではない―クリス・アンダーソン『MAKERS』感想 - 絶倫ファクトリー

    MAKERS―21世紀の産業革命が始まる 作者: クリス・アンダーソン,関美和出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/10/23メディア: 単行購入: 16人 クリック: 746回この商品を含むブログ (26件) を見る ものづくりのプロセスがデジタル化されることで、製造業の「民主化」が起こる。大企業が製造と流通を支配し、大量生産大量流通に合う製品だけが市場に出回っていた時代が終わる。これからはアイディアとやる気をもったアマチュアたちが、大企業が取りこぼしたニッチ分野をカバーするのだ――これが書の大まかな主張である。 大事なのは3Dプリンタではなく、クリエイターのコミュニティ 最近、3Dプリンタや3Dスキャナが注目されている。書でもそれらは取り上げられているが、これらはモノのデジタルデータ(アンダーソンふうに言えば「ビット」)と実際のモノ(同じく「アトム」)のゲートキーパー

    これはものづくりの本ではない―クリス・アンダーソン『MAKERS』感想 - 絶倫ファクトリー
  • 松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論』 - 絶倫ファクトリー

    ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争 作者: 松谷創一郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/08/24メディア: 単行購入: 19人 クリック: 697回この商品を含むブログ (10件) を見る ギャルと不思議ちゃんの系譜 「ギャル」と「不思議ちゃん」の系譜を追うことで、(若い)女性の文化史を紐とく。というよりも、女性が(積極的/消極的問わず)選択するスタイルの歴史が網羅的に書かれている。 基的には<コ>ギャルの歴史を追うことで書は進んでいく。80年代、若い女性が選ぶスタイルは「少女」だった。しかし90年代以降、そうした「少女」に対する社会のまなざし・欲望を逆手に利用する<コ>ギャルが登場する。彼女たちは自らに降りかかる性的なまなざしを、欲望を、期待を利用し、生きるための軸としていく。著者は彼女たちのそうした姿を「メタ少女」呼ぶ。 もちろん、こうした振る舞いは「

    松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論』 - 絶倫ファクトリー
  • 幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』 - 絶倫ファクトリー

    幸福な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/08/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (6件) を見る ショッピングモールと都市が、消費を通じて接近していく様子を描き出した。特にウォルト・ディズニーが晩年ショッピングモールを熱心に研究していたという事実は、書のハイライトの一つだ。 モータリゼーションを下敷きにモールが発展したアメリカと、鉄道を中心に発展していった日は事情が異なるが、たまプラーザや代官山など国内の取り組みにも触れている。 都市という公共的な存在が、経済上の要請によって「テナント業」化していく様子を、ショッピングモーライゼーションと著者は呼んでいる

    幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』 - 絶倫ファクトリー
  • Google の無い世界 あるいは女の子のウェブの歴史 - 絶倫ファクトリー

    これまで何度ウェブの歴史が語られたのか。それは知る由もない。そして、そのなかでどれだけ女の子たちのウェブ体験が体系化され、テキストとして残されてきたのか。それはそもそもそんなことがあったのだろうか。 ブログが流行し、SEOが市民権を得てからというもの、ウェブの歴史は常にGoogleを一つの転換点として語られてきた。Facebookですら、この巨人との比較を避けることはできない。 一方で、そうしたGoogle史観的な見方からこぼれおちるウェブの系譜も存在する。濱野智史『アーキテクチャの生態系』は、日におけるGoogleの外にある2ちゃんねるやニコニコ動画と言ったウェブサービスを体系づけた。 しかしそれでもなおウェブのタイムラインから抜ける視点がある。女の子のウェブ体験もその一つだ。「女の子ウェブ」の歴史は、ふみこみゅから始まりピグへと連なる。そこにはGoogleがなく、ガラケー(そしてau

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