興和(名古屋市)は、傘下の名古屋・栄の老舗百貨店、丸栄を閉店する方針を固めた。建物を解体し、2020年をめどに商業などの新しい施設をオープンする。興和グループが周辺に持つ他のビル2棟も、20年までに取り壊す方針。再開発は2段階で行い、周辺のビル跡地を含む将来の本格開発は、事業費が2千億円規模の巨大プロジェクトになる見通しだ。 興和の三輪芳弘社長が本紙の取材に明らかにした。創業400年を超える丸栄は百貨店の歴史に幕を下ろすことになる。営業を終える時期や新施設の詳細は検討中で、年内に発表する。 丸栄は建物の一部が震度6強以上の地震で「倒壊の危険性が高い」と判定されており、三輪社長は「お客さまと地域住民の安全が最優先。壊さないと危ない」と強調。丸栄の跡地利用は「まだ決めていないが、更地にも固定資産税がかかる。商業を検討している。20年をめどに運営を始めたい」とした上で「デパートではない」と明言し
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