【香港=木原雄士】香港の西九龍裁判所は5日、警察本部を包囲するデモに参加し、デモ参加者を扇動した罪で民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏に有罪判決を言い渡した。量刑は12月にも宣告される。香港では活動家への締め付けが厳しくなっている。有罪とされたのは「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動だ。2019年6月21日に黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏や多くの若者と警察本部を包囲したデモが違法と認定された
反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」の施行を受けて、香港政府は、法律の運用方針を決める委員会の初めての会合を開き、捜査の手続きを定めた具体的な規則を決定しました。規則は、令状がなくても捜索を可能にするなど当局に強い権限を与えていて、香港市民の懸念はさらに強まりそうです。 会合には、林鄭月娥行政長官らに加え、香港にある中国政府の出先機関のトップ、駱恵寧主任も顧問として参加し、今回の法律に基づく捜査の手続きの具体的な規則を決定しました。 香港政府の発表によりますと、規則は、緊急の場合などは令状がなくても捜索を行えるとしているほか、国家の安全に危害を加えるインターネット上の情報についても、アクセスを制限できるとしています。 また、取り調べの対象となっている人物には、海外への逃亡を防ぐため、パスポートの提出を求めることができるとするなど、当局に強い権限を与えています。 香港政府は、7日
香港では抗議活動の際にマスクなどで顔を隠すことを禁止する規則が5日から施行されましたが、多くの市民がこれまでどおりマスク姿で抗議を行い、一部の若者たちが商店を壊すなどしました。6日も午後からデモ行進が呼びかけられていて、混乱も予想されます。 香港では5日から抗議活動の際にマスクなどで顔を隠すことを禁止する規則が施行されましたが、各地でこれに反発した多くの市民らがこれまでどおり、マスク姿でデモ行進などに参加しました。 中国との境界に近い地域では、過激化した数十人の若者が中国系の銀行や中国寄りと見なされた企業の店舗でガラスを割るなどしました。 また、夜になって九龍半島の繁華街や郊外の住宅街など、各地でマスク姿の若者たちが道路を占拠し、警察が放水車を出動させるなどして、排除に乗り出しました。 香港政府が今回の規則を設けるために発動した「緊急状況規則条例」は、議会の承認を経ずにさまざまな活動を制限
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