3年かけて育てたホヤに津波被害がなかったことを確認し、笑顔で水揚げする漁業者たち=4日午前6時30分ごろ、宮城県女川町竹浦沖 チリ北部沖地震で15時間に及んだ津波注意報から一夜明けた4日、宮城県女川町の竹浦漁港ではホヤ養殖漁業者が早朝から出漁し、ホヤを水揚げした。東日本大震災後3年近くかけて育て、ようやく3月から収穫できるようになった。心配された津波の影響はなく、漁業者は一安心して作業に励んだ。 午前6時、県漁協女川町支所竹浦支部のホヤ養殖部会の8人は漁港から約2キロ沖の養殖いかだに向かった。ロープを引き上げると、拳ほどに育ったオレンジ色のホヤがブドウの房のように、びっしり付いていた。 「津波で落ちていないかどうか心配だったが、無事だった」。副部会長の阿部次夫さん(62)の表情が思わず緩む。津波注意報の解除が夕方になった3日は沖に出られず、気が気でなかった。 養殖施設は東日本大震災の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く