拡張現実(AR:Augmented Reality)でゴキブリ嫌いを直そうという研究が最近発表されたそうだ(本家記事)。 この装置ではヘッドセットを通して自分の見ている世界を「ゴキブリ付き」で体験できるとのこと。考えるだけでも鳥肌が立ちそうだが、手法としては恐怖症治療に多用されるものだそうだ。恐怖の原因に徐々に晒されることでその恐怖と少しずつ向かい合い、最終的には恐怖の度合いを軽減したり克服したりすることができるという。 この研究はその第一段階として、ARでゴキブリを「体験」することで実際のゴキブリに遭遇したときと同じ恐怖反応を引き出すのが目的だったとのことで、これには成功したという。被験者は「ゴキブリ恐怖症」という6名の女性だったそうだが、皆非常に高い不安レベルを示したとのことだ。 この研究が成功すれば、飛行恐怖症や高所恐怖症など、その状況を作り出すのが難しい恐怖症の治療に繋がると考えら