iPS細胞というのは、「受精卵 → 体の細胞」を逆にしたようなもので、 たとえば皮膚の細胞から、どんな臓器にもなる万能細胞が作れるらしい。 考えてしまったのは、これの物理学バージョンはできないだろうか、ということ。 晩年の芥川龍之介は、「神も希望通りにこの世界を造ることは出来なかったであろう」とつぶやいている(参照)。 現代物理学では、宇宙が生まれる前の、時空間すらない無の話が出てきたりするけど(参照)、「そこから物理法則や時空間まで産み出すことができるような、万能の特異点」みたいなものって、実現できないんだろうか。 そんなものがあり得るなら、100万回生まれ直してでもその実現に尽力したい*1。 「現実が、こうでなければ良かったのに」には、いろんなレベルがある。 「天才に生まれたかった」「べつの時代に生まれたかった」などから、「そもそも人間じゃなくて、猫に生まれたかった」「いや、生き物じゃ