無観客ゆえのJ初ゴール いつもは、5万人以上のサポーターが発する大歓声でかき消されてきた様々な「音」が、メインスタンド5階の記者席にまで無機質に響いてくる。メインスタンド下のロビーで、入場前に選手たちが心をひとつにして爆発させる雄叫び。味方同士の掛け声やレフェリーへのアピール。ゴールが決まった直後の歓声も、無人のスタンドにこだまする。 Jリーグのオフィシャルスポンサーを含めた企業の看板は、ひとつも設置されていない。双方のゴール裏には、浦和レッズが2009年から推進してきた人種差別撲滅プロジェクト『SPORTS FOR PEACE!』の看板が置かれている。 3月8日に行われたサガン鳥栖戦でレッズの一部サポーターが人種差別的な横断幕を掲げたことを受けて、制裁措置として行われることが決まったJリーグ史上初の無観客試合。選手入場の際のアンサムも何もなく、静寂に包まれながら定刻の午後3時にピッチへ足
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