「偶然」ということによく触れるけれど、 頭のなかにと棲みついている感じがある。 で、「偶然」についてちょっと真面目に考えてみた。 ーーーーーーーーーー 極言すれば、ある意味、生きていること、世界、すべてが「偶然」という気がする 人間で生まれたこと、生まれたのがある親のもと、ある時代、ある国、ある地域、 というような大きな、まったく受け身の「偶然」から、 自分の人生は自分のものだから自分で切りひらくという小さいけれど唯我独尊的な 少しは主体的な関与がみられる「偶然」まで。 ーーーーー 自分をふくめ、世界は「偶然」というしかたでしか存在しえない。 あれこれいろいろ、多様多彩な可能性のなかから、たまたま存在している この「偶然」が自分にとっての現実、リアルというもの。 そういう意味で、言葉として「偶然」とはいっても、じつは「必然」。 ーーーーー 「偶然」ということは本来(科学的には)存在しない。