日本ビクターが4月13日に発表した3D液晶モニター「GD-463D10」(関連ニュース)は、ハリウッドを中心に盛り上がっている3D映画の制作市場に対してアプローチする業務用の液晶モニターだ。今回は日本ビクターで製品の企画・開発を手がける八子氏、塩田氏から、製品の詳細と3Dモニターにおける同社の取り組みについて、お話しを伺うことができた。 2009年のAVシーンとして「3D」は非常に重要なキーワードのひとつだ。現在の3Dを取り巻く環境を、簡単に振り返っておこう。 “3D”と言えばかつては「アナグリフタイプ」と呼ばれる赤&青色のメガネをかけて視聴するタイプの技術が主流で、テーマパークのアトラクションの出し物などに多く採用されていた。今年1月に開催された2009 International CESにおけるハードウェアメーカー各社の展示では、3Dディスプレイの新しい技術展示も多くみられたほか(関連