日本の電力消費量は、戦後、ほぼ一貫して伸びてきました。情報化の進展やエアコンの普及にみられるような快適な生活へのニーズが高まり、電力需要は伸び続けてきましたが、需要の増加にともなって新たな問題も出てきましたが、2011年に発生した東日本大震災以降、企業やお客さまの節電への取り組みにより、伸びは鈍化傾向となっています。 生活水準の向上によって、快適な生活が求められ、冷暖房をはじめとして生活における電気の役割はますます大きくなっています。またコンピュータや通信など IT革新による高度情報化社会の進展により、産業、生活のあらゆる側面で、電気の役割は増しています。このようなことから、エネルギー消費のなかで電気の形で使われる割合(電力化率)が高まり、現在では40%以上となっています。 電力需要は景気の動向や政治・社会の動向に左右されますが、安定成長期や情報化社会の進展などを背景に増加し続けてきました