「もし私が顧客に何がほしいかを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬がほしい』と答えただろう」という自動車王フォードの名言があります。またユーザー中心のはずのUXデザインで「顧客の声を聞かない」「ユーザーは本当に欲しいものを言葉にできない」という言葉を聞くことがあります。どうすればよいのでしょうか。欲しいものを訊くのではなく、行動の目的を訊くことで、ユーザーの本当のニーズにたどりつくことができます。Read less
1. 潜在ニーズを “観て” みよう 潜在ニーズとは一言でいえば、「生活者本人もまだ気づいていないニーズ」です。どういうものが潜在ニーズになるのか、いくつか具体例をご紹介したいと思います。 なお、各見出しの後にある「あるある型」「そうそう型」「へぇ型」は、千葉工業大学の安藤昌也先生に教えてもらったものですが、非常にわかりやすいので、私は口頭ではこのように呼ぶようにしています。 1-1. すでにわかっている顕在ニーズ(あるある型) 潜在ニーズを正しく理解するために、まずはその対称となる顕在ニーズを見てみましょう。顕在ニーズは、「生活者本人が気づいているニーズ」です。生活者ご本人の口から語られるものであり、その問題について 1)認識している、2)記憶している、3)言語化できる、という条件をすべてクリアしたニーズということになります。
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