1. 潜在ニーズを “観て” みよう 潜在ニーズとは一言でいえば、「生活者本人もまだ気づいていないニーズ」です。どういうものが潜在ニーズになるのか、いくつか具体例をご紹介したいと思います。 なお、各見出しの後にある「あるある型」「そうそう型」「へぇ型」は、千葉工業大学の安藤昌也先生に教えてもらったものですが、非常にわかりやすいので、私は口頭ではこのように呼ぶようにしています。 1-1. すでにわかっている顕在ニーズ(あるある型) 潜在ニーズを正しく理解するために、まずはその対称となる顕在ニーズを見てみましょう。顕在ニーズは、「生活者本人が気づいているニーズ」です。生活者ご本人の口から語られるものであり、その問題について 1)認識している、2)記憶している、3)言語化できる、という条件をすべてクリアしたニーズということになります。