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2008年9月16日のブックマーク (6件)

  • 叛逆としての科学 - エヌ氏の成長・円錐

    昨日はN大のS先生のグループと共同研究の打ち合わせ。こちらは実験でむこうが理論なので。話がかみ合うまでにいつも時間がかかる。これが同じ大学にいてもっと日常的に議論ができれば、もっとスムースに進むのだろうが。ネット時代なのだからもう少し工夫をしたいところだ、といつも同じことを思うのだが、ついつい後回しにしてしまう。在宅勤務者用の会議ソフトで使い勝手のいいものを探してみよう。 明日から下の子がYMCAのキャンプにでかける。上の子のリュックをしょってご機嫌だ。子供の頃のキャンプを思い出す。楽しいだろうなあ。 この4月に亡くなったばかりのフリーマン・ダイソンの「叛逆としての科学」を読む。"NewYork Review of Books"に書いた書評を中心としたエッセイ集だ。 叛逆としての科学―を語り、文化を読む22章 作者: フリーマン・ダイソン,柴田裕之出版社/メーカー: みすず書房発売日:

    叛逆としての科学 - エヌ氏の成長・円錐
    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    ダイソンの良さは十分に発揮されている。例えばブライアン・グリーンの近刊にふれて、こう書く。 「ここで、個々のグラビトンの存在を確認するのは原理上不可能だという仮説を立て、それを検証してみようと思う。こ
  • 数学基礎論論争 - エヌ氏の成長・円錐

    大学へ行く道に萩の花で知られる小さな寺があり、いまが盛りだ。通りかかるといいものをみたと少しいい気持になる。 佐々木力の「二十世紀数学思想」を読む。 二十世紀数学思想 作者: 佐々木力出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2001/04メディア: 単行購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 第1章が数学基礎論論争。第2章がヘルマン・ワイルの数学思想。第3章がフォン・ノイマンをとりあげて数学者の社会的モラルをとりあげる。 中では第1章が格別に面白かった。1930年代に盛り上がった数学基礎論論争は、論理主義(フレーゲ、ラッセル、ホワイトヘッド)、直観主義(ブラウワー、ワイル)、形式主義(ヒルベルト、フォン・ノイマン)の3派による論争だったらしい。論理主義のオールターナティブとして登場した直観主義というのを実ははじめて聞いたが、超越的存在を認めない構成的なやり方

    数学基礎論論争 - エヌ氏の成長・円錐
    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    こうしてゲーデルは言う。「数学はこの意味で完全化不可能で、その明証的公理は有限の規則で尽くされることは決してない。すなわち人間精神は(純粋数学の領域内部においてすら)いかなる有限の機械をも無限に超越し
  • 物理学の30年の停滞 - エヌ氏の成長・円錐

    夏至も過ぎ、梅雨らしい雨の続く時節になった。雨降りは内省を誘う。 「迷走する物理学」を書いたリー・スモーリンは私が最も愛好する物理学者である。 迷走する物理学 作者:リー スモーリン武田ランダムハウスジャパンAmazon こので、スモーリンは、物理学の五大問題が三十年前と全く同じものである理由を説明する(理論素粒子物理学には、この30年にわたり、ノーベル賞が獲れると請合えるような成果がない)。最大の理由は、ストリング理論にあまりに多くの精鋭と資金を回してしまい、かつストリング理論が事実上、その五大問題に回答できなかったことにある。 五大問題とは以下だそうである。 (1)量子重力の問題。量子論と一般相対性理論を、自然の完成した理論であると言える一個の理論にまとめること (2)量子力学の基礎に関わる問題。量子力学の基礎にある問題を、この理論をそのまま解釈するか、あるいは意味をなす新しい理論を

    物理学の30年の停滞 - エヌ氏の成長・円錐
    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    量子重力の分野では、もっとすごいことになっている、 「最近は、量子重力の研究をしている者はたいていが、因果性こそが根本だと−したがって、空間の概念が消えた水準でも意味をなすと−信じている。量子重力への
  • moratorium | PNUTS

    PNUTS Yahooの広域分散DB?まだ論文読んでないので間違ってたらすいません。 PNUTS - Platform for Nimble Universal Table Storage PNUTS: Yahoo!’s Hosted Data Serving Platform Data Challenges at Yahoo! DBは門外漢だけど、VLDBとSIGMODぐらいは目を通しておかないとなあと激しく反省。 SIGMOD 2008では、Facebookの分散ストレージCassandra、GoogleのMegaStore (BigTableの上に作られたTransactionManager)なんかも発表が有った模様。 GoogleAppEngineがBigTableを使ってるのにTransactionが有ったので「ん?」と思ったんだけど、こういうレイヤーを被せているのですね。 たし

    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    SIGMOD 2008では、Facebookの分散ストレージCassandra、GoogleのMegaStore (BigTableの上に作られたTransactionManager)なんかも発表が有った模様。 GoogleAppEngineがBigTableを使ってるのにTransactionが有ったので「ん?」と思ったんだけど、こういう
  • Google Megastore – Perspectives

    Disclaimer: The opinions expressed here are my own and do not necessarily represent those of current or past employers. Recent CommentsMatt on Seagate HAMRJames Hamilton on Seagate HAMRMatt on Seagate HAMRJames Hamilton on Cost of Power in Large-Scale Data CentersChris K. on Cost of Power in Large-Scale Data CentersJames Hamilton on Cost of Power in Large-Scale Data CentersRob F on Cost of Power i

    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    Megastore is a transactional indexed record manager built by Google on top of BigTable. later
  • 最近の講演記録

    back to top page 2022年 コメント 今年も頑張って行きましょう! コロナに負けないで! 2021年 コメント 今年もコロナ禍のため、出張は一回もできませんでしたが、オンラインでの講演は、 結構な数こなすことできました。特に超弦理論の研究と符号問題の研究が、 いい感じで発展してきており、いろいろなところから講演に呼ばれました。 たいへんありがたいことと思っております。 2021年12月3日、 KEKジャーナルクラブ、文献紹介 zoomによるオンライン "Making quantum cosmology well defined by simplices and thimbles" 今年度の文献紹介は、10月にプレプリントがarXivに出た Ding Jiaさんの量子宇宙論に関する論文。 以下で紹介した11月の京大基研の国際研究会でも量子宇宙論について議論されましたが、 そ

    ita-wasa
    ita-wasa 2008/09/16
    講義では、行列模型への応用に焦点を当てて、モンテカルロの基礎から、最先端の 超対称理論のシミュレーションの為のテクニックまで、わかりやすく解説しました。 実は、「格子ゲージ理論」のシミュレーションよりも