国内最大手の買収ファンド、アドバンテッジパートナーズは15日、投資先で喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)を、アジア大手買収ファンドのMBKパートナーズに売却すると正式発表した。関係者によると、MBKは2月にコメダを約400億円で買収。将来の中国や韓国、台湾への進出を後押しするとみられる。 コメダ珈琲店は1968年、名古屋市で開業。飲み物を注文すると菓子が付く「名古屋式サービス」で人気があり、2012年12月末時点で、東海や関東、関西、北陸、四国に約480店を構える。アドバンテッジは08年に創業者からコメダ株式の8割を買い取り、国内展開を支援していた。