低気圧に伴う大雪の影響で通行止めが続いていた新東名高速道路新清水ジャンクション(JCT)―御殿場JCTの通行止めは、10日午前2時に解除された。 新東名の全面通行止めは2012年4月の開通以降、初めてで、再開までに最大49時間を要した。中日本高速道路東京支社(東京都港区)は「東名を優先して除雪したため」と説明するが、山間部を走り、地震・津波に強いとされる新東名の思わぬ弱点が露呈した。 通行止めは8日午前1時に始まった。本州の南を発達しながら進んだ低気圧の影響で雪が降り始めたため、同社は新東名高速道路の御殿場JCT―三ヶ日JCTの162キロの全線を通行止めとした。新清水JCT―三ヶ日JCTは9日午後2時半、新清水JCT―御殿場JCTは10日午前2時に解除され、それぞれ、37時間半と49時間に及んだ。 同社は「東名は新東名に比べて海側で道路の標高も低いため、積雪が比較的少ないと考えた。東名を優