内閣府が行った文化に関する世論調査によりますと、この1年間に文化や芸術を直接鑑賞したことがあると答えた人は59%余りにとどまっていて、文化庁は、国立の美術館や博物館の開館時間を延ばすなどして、触れる機会を増やしていきたいとしています。 それによりますと、この1年間に映画館や美術館、博物館などで文化や芸術を直接鑑賞したことはあるかという問いに対し、「ある」が59.2%、「ない」が40.6%でした。 このうち、「ない」と答えた人に鑑賞しなかった理由を複数回答で尋ねたところ、「時間がなかなか取れないから」が46.1%、「関心がないから」が28%、「近くで公演や展覧会などをやっていないから」が11.4%、「テレビ、ラジオ、CD・DVD、インターネットなどにより鑑賞できるから」が10.5%などとなっています。 これについて、文化庁は「文化、芸術がスポーツと比べまだ国民に幅広く浸透しているとは言えない