ロシアのプーチン大統領(gettyimages) 国際社会から非難を浴びながら、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領。民間人への攻撃さえいとわない暴挙の背景には何があるのか。AERA 2022年4月25日号は、三浦清美・早稲田大学文学学術院文学部教授に聞いた。 【写真】三浦清美さんはこちら * * * 今回の戦争は、「宗教戦争」であると思っています。西欧のキリスト教とロシア正教との戦争です。 NATO(北大西洋条約機構)を構成する大多数の西欧諸国は、かつてのローマからカトリックを受け入れた国々を母体としています。 一方、ロシアとウクライナの前身である「キエフ・ルーシ(公国)」は988年にコンスタンティノープル(現イスタンブール)からギリシャ正教を受容します。これが、今のロシア正教の原点となりました。 カトリックとロシア正教は同じキリスト教ですが、似て非なるもの。その違いは、イエ
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