今週、インターネット コミュニティに激震が走りました。首相官邸より「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策(案)」[1] という声明が出され、それを受け、NTTグループ4社が「海賊版サイトに対してブロッキングを実施する発表 」[2] を行ったためです。 既に、多くの業界関係者や識者の方々が、SNS や Blog で様々なご意見を表明されており、いちいち大きくうなずいたり、「えええ!」と思わず声を発したり、切なくなったりしながらそれらを読みました。しかし、違和感、やり場のないモヤモヤ感は募るばかりなので、ここで違和感のポイントをまとめておきたいと思います。 問題に対する解決策のミスマッチ コンプライアンス違反 オープンなインターネット・通信の自由 ディジタル時代のプラットフォーム 新たな時代の文化・芸術のあり方 1. 問題に対する解決策のミスマッチ 今回のサイト ブロッキングという手