伊勢谷容疑者は、1995年に東京藝術大学美術学部デザイン学科に現役で合格し、進学。97年には藝大生3人のメンバーでアート集団「カクト」を結成し、グラフィックや映像、インスタレーションを制作するなど幅広く活動を行っていた。また、大学在学中にモデル活動を開始し、98年には、後に「万引き家族」(2018年)でカンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最優秀作品賞)を受賞した是枝裕和監督の長編映画第2作「ワンダフルライフ」に出演、俳優デビューも飾るなど、日本を代表する芸術家を数多く輩出してきた藝大のなかでもとにかく「目立つ存在」だった。前出の同級生が振り返る。