現実には絶対にあり得ないことでも、もしもそれが実際に起きたとしたら、世界は一体どうなるのか。SFというジャンルは思考実験でもある、と言われる理由は、そのような「現実に起こり得ないことをどう起こすか」「それが起きたらどのような結果になるのか」という思考実験を重ねたもの、と捉えられるためだそうです。 今回ご紹介する作品は、生き物にとって必要不可欠な物質の特性が、ほんの少しだけ変わったらどうなるのだろうか……というもの。漫画の作者は勝見ふうたろー(@mangaka_tsumi)さんです。 突然水が「ちょっと硬く」なったら? 漫画全編を読む ある日のこと。世界中のすべての水が、ほんの少しだけ硬くなりました。少しだけ硬くなった水は「スライムのような柔らかい物質」で、この日から世界中の水は「液体で飲めるもの」ではなく「歯ごたえがある食べるもの」「固体として“使う”もの」となったのです。 この異変が起き
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