はじめにこのnoteでは、宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」という楽曲の歌詞について考察したい。同曲は、劇場版シン・エヴァンゲリオンのエンディングソングでもある。「エヴァンゲリオンのラストにふさわしい」という感覚は確かにあるし、だからこそよく聴かれてもいるのだろう。それはなぜなのか。 考え始めると、ちょっと膨大な考察となった。同時に宇多田さんの圧倒的な熱量により緻密に作り上げられている曲であるとともに、エヴァの隠された設定を軸に展開されている曲ということもわかってきた。そのことについて書きたい。 注:エヴァンゲリオンの最終シーンなども出てくるので、結末を知りたくない方は避けてください。悪しからず。 1.碇シンジは冬月コウゾウの息子説「One Last Kiss」の歌詞を読み解くためには、まずエヴァンゲリオンの一般的な理解を見直すことから始める必要がある。僕の理解によれば、碇シ

