あらすじ若林悠紀は伯母の立原高子からある事件について調べてほしい、と頼まれた。 高子の夫、恭吾は朝の公園での散歩中、何者かに殺され死亡。 高子は養子である志史を疑っているのだという。 探偵事務所で働いたことのある悠紀は、かつて自分が家庭教師として勉強を教えたこともある志史の周辺を調べはじめる。 彼は義父を殺したのか大学四年生の志史は、立原夫婦の娘・美奈子の最初の夫との間に生まれた子供で、夫婦にとっては孫にあたる存在。 美奈子が再婚相手との間に子供が生まれたことで志史は立原家の養子となります。 必要なものは与えられていたものの、借金などを繰り返した実の父と似ることがないようにと始終監視され、趣味も認めてもらえず厳しく育てられてきた志史。 だからこそ恭吾を恨んでいたのでは、と話す高子。 ところが、志史の当日の行動を探ってみると、その日はある女性と一緒に過ごしており、アリバイは成立しています。