旅行会社大手JTBが2021年4月、満を持して参入を表明した「バーチャル事業」が、その後何の音沙汰もない。 発表当時、SNS上では仮想空間のクオリティが「初代プレステを思い出させる」などと酷評されたが、開発は進んでいるのか。同社に聞いた。 「みんなで日本を世界を盛り上げましょう!」 JTBは2021年4月7日、グループ会社のFun Japan Communications(FJC)、IT企業「FIXER」と共同で「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」事業に参入すると発表した。昨今話題の「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「メタバース(仮想空間)」に着目した格好で、日本をバーチャル上で再現するという壮大なプロジェクトだ。 利用者は仮想空間で日本を旅することができ、観光、買い物、交流などを楽しめる。自治体や他業種の企業も巻き込み、オンラインで新たな経済圏を作り出す狙いがある。イメー