移設地の結論が先延ばしになった米軍普天間飛行場。夜には住宅地の夜景の中に滑走路がオレンジ色に浮かび上がった=16日午後、沖縄県宜野湾市(桐山弘太撮影) 岡田克也外相は29日、記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)をめぐり、日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)に代わる移設先探しについて「より良い移設先が出てくれば、そっちにすれば良い。出てこなければ現在の案が生き続けている」と述べた。 現行計画に関し岡田氏は、大規模工事による環境破壊や多額の税金投入といった問題点があると指摘。 その上で「社民党と国民新党が辺野古案ではダメだと主張したので代わりの移設先を探している。辺野古より問題点の少ない場所があれば検討に値する」と強調した。 小沢一郎民主党幹事長が「あの青い海を汚してはいけない」として辺野古移設に否定的な考えを示したことに対しては「自然環境の保護が重要だという思いは