気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 2004年末のスマトラ島沖地震では、津波の威力をまざまざと見せつけられた。津波の高さは30メートルにも達し、その被害は甚大なものだった。この地震に関する報道で海底での地震によって起きる波である“tsunami(ツナミ)”が国際語になっていることを知った方も少なくないだろう。 地球上で観測された一番高い波は、520メートル(!)もの高さになる。アラスカのある湾内で起きた波だ。湾に流れ込む氷河が地震で崩れ、狭い湾内に落下してとんでもない高さの波を作った。もちろん、この湾内にいた漁船の乗組員などはすべて死亡したので、目撃証言は得られなかった。後で現地に入った調査団が、湾周辺の木の倒れ具合や傷跡から、高さが520メートルあったことを検証して、巨大な波
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