主 要 記 事 の 要 旨 ドイツの外国人問題 教育の視点から 木 戸 裕 ① 我が国に在留する外国人の数は、 国際化の 時代を反映して増加の一途をたどっている。 民族や文化の多様性が拡大するなかで、 外国 人教育への取組みが、 クローズアップされて いる。 ⑤ 生徒とドイツ人生徒を早い時期から統合して 教育する方式と、 基本的に両者を分離して教 育する方式がある。 前者が一般的となってい る。 ドイツでは、 基本法で 「宗教の自由」 を保 障するとともに、 公立学校における宗教教育 の実施を義務づけている。 その際、 イスラム 系教員のスカーフ使用や、 公立学校における イスラム教の授業設置などをめぐって、 さま ざまな相克がある。 ⑥ ドイツでは、 私立学校は、 「代替学校」 と 「補完学校」 という大きく2つのカテゴリー に分類される。 外国人学校の大部