安全対策工事が進む高浜原発1、2号機。工期の遅れで2019年内の再稼働は見送りとなった=1月29日、福井県高浜町音海 関西電力は2月4日、原則40年の運転を延長し再稼働を目指す高浜原発1、2号機(福井県高浜町)と美浜原発3号機(同県美浜町)の安全対策工事の工程を見直し、2019年内の再稼働を断念した。当初の工程より約6~9カ月延長する。17年1月に高浜原発で起きた大型クレーン倒壊事故で約3カ月工事を中断したことや、工事が並行し、必要な資機材を置くスペースなどを再調整したため。同日、関電の森中郁雄・原子力事業本部長代理が福井県庁を訪れ、清水英男安全環境部長に報告した。 高浜1、2号機は16年6月、美浜3号機は同年11月に原子力規制委員会が40年超運転を認可した。見直しでは、工事完了時期を高浜1号機は今年8月から20年5月、高浜2号機は20年3月から21年1月、美浜3号機は20年1月から同年7
原子力防災訓練で福井県おおい町の職員らからヨウ素剤に見立てたあめ玉をもらう町民=8月26日、同町ふるさと交流センター 原発事故時に甲状腺被ばくを抑える効果がある安定ヨウ素剤。万一の際、福井県内の原発から5~30キロ(UPZ)圏住民への服用指示方法に疑問の声が相次いでいる。今夏の原子力総合防災訓練では、服用の判断根拠が不明のまま「国の指示があったから」として、県はヨウ素剤の配布訓練を行った。実際の服用は原子力規制委員会が判断するが、どのような事態の時に服用するかについて、原子力規制庁は「その時々の状況による」と答えるにとどまっている。 UPZ圏住民は原発事故時、原則として屋内に退避。放射性物質の拡散状況を見て、必要な場合に避難することになっている。ヨウ素剤の事前配布は受けておらず、万一の際は避難途中に配布を受け、規制委の指示で服用することになる。 規制庁放射線防護企画課の担当者は、「屋内退避
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