【ニューヨーク時事】週末1日のニューヨーク株式相場は、米雇用統計が市場予想より大幅に悪い内容となったことを受け、ほぼ全面安の展開となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比274.88ドル安の1万2118.57ドルと、昨年12月21日以来、約5カ月半ぶりの低水準で終了した。下げ幅も今年最大。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同79.86ポイント安の2747.48で終わった。 米労働省が発表した5月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が6万9000人増と、市場予想を大幅に下回った。失業率も8.2%と11カ月ぶりに悪化。米雇用市場の回復ペースの鈍化傾向が鮮明になり、朝方から株価は急落した。