レトロゲーム機などの実機で実際に自分が制作した楽曲を鳴らす楽しみはチップチューンの醍醐味のひとつだ。 ゲームボーイなどは直接ゲーム機上で楽曲を作るソフトが存在するが、ファミコン(およびNES)ではそうしたアプローチは難しく、PC上でデータを作成して実機に転送するという作り方が主流となっている。 その場合に使われる音楽ツールは多くの場合、数値を文字通り打ち込んで制作する、いわゆるトラッカー系のソフトとなる。 しかし、その数値を打ち込むスタイルでの制作は一般の音楽ソフトとは大きく異なるうえ、数値がずらずらと並ぶ画面は初心者にとっていかんせんハードルが上がりがちだ。 それに対してFamiStudioは、LogicやCubaseなど一般のDAWと同様の感覚でファミコン/NES実機用の楽曲を制作できるツールを目指して開発された。 音符の打ち込みはおなじみのピアノロールで、各種データもグラフィカルに整