トップ > 愛知 > 2月17日の記事一覧 > 記事 【愛知】 シャチ「ナミ」の死因探る 名港水族館、専門家委が初会合 2011年2月17日 名古屋港水族館(港区)で飼育され、1月に死んだシャチの「ナミ」の死因などを調査する専門家委員会の初会合が16日、同水族館であった。 委員会のメンバーは水族館の祖一誠館長やナミの解剖を担当した岐阜大応用生物科学部の柳井徳磨教授ら9人。ナミを譲渡した和歌山県太地町立くじらの博物館の林克紀館長や鯨類に詳しい三重大大学院の吉岡基教授、名港水族館との間に新たなシャチの貸し出し計画がある鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)の荒井一利水族館長らも加わった。 委員会の議論は冒頭を除いて非公開。誤飲した80キロ以上の石が臓器機能を低下させたなどとするナミの死因や飼育方法などを水族館側が説明し、メンバーで意見を交わしたとみられる。 名港水族館は、3月をめどに委員会の結論をま
●河村市長 死因解明に検証委設置 名古屋港水族館(名古屋市港区)のシャチ「ナミ」(雌、推定28歳)が死んだことを受けて、名古屋港管理組合の管理者の河村たかし・名古屋市長は17日の定例会見で、今春予定している雄雌のシャチの借り受けについて再検討する考えを示唆した。 繁殖を目指して鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)に依頼していたが、「(名古屋港水族館が)ちょっと待ちたい」(河村市長)としているという。 同館では、2003年から雌のシャチ「クー」を5年間で2億5千万円の契約で和歌山県太地町から借りていたが、08年に推定18歳で病死。ナミは大腸炎とみられる症状が出ていたといい、岐阜大に解剖を依頼し、死因を調べている。 河村市長はナミとクーの死因について「徹底的に検証したい」としており、大学や研究機関など外部も含めた検証委員会の設置を指示したという。
治療を受けるナミ=13日、名古屋港水族館提供昨年8月、イルカと一緒にジャンプの訓練をするナミ=名古屋市港区の名古屋港水族館、小川智撮影 名古屋港水族館(名古屋市港区)で飼育されていたシャチの「ナミ」(雌、推定28歳)が14日に死んだ。同館によると、大腸炎とみられる症状が出ていた。昨年6月に和歌山県太地町立くじらの博物館からやって来たばかりで、記者会見した名古屋港水族館の祖一(そいち)誠館長は「名古屋に来てからこんなに早く死ぬとは思っていなく驚いている。できるだけ早く原因を究明したい」と話した。 同館によると、ナミは昨年末から食欲がなく、貧血が重くなっていた。薬剤の注射や水分補給で一時持ち直したが、今月11日から再び餌を食べなくなった。14日昼過ぎに呼吸困難になり、午後7時半ごろに死んだ。今後、大学や研究機関に組織検査を依頼し、詳しい死因を特定する。 祖一館長は「シャチは環境の変化に敏
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