ペンギンが繁殖記録を更新 愛知県美浜町の水族館「南知多ビーチランド」は2日、26歳8か月の雄のフンボルトペンギン「タカオカ」が、自ら持つ繁殖最高齢の記録を8か月更新したと発表した。雌の「シン」とのペアで産まれた卵が先月24日、ふ化し、ひな1匹が誕生した。 水族館によると、フンボルトペンギンの寿命は約40年だが、飼育下では20歳ごろに繁殖能力がなくなるとされる。 タカオカは昨年6月にもシンとペアで、高知県の桂浜水族館が持っていた日本記録を約1カ月更新。水族館はタカオカに高齢でものみ込みやすい餌を与えるなどして、繁殖を目指していた。 ペンギンの飼育を担当し、昨年から広報担当の近藤鉄也さん(42)は「タカオカは現在、シンと仲良く子育て中。来シーズンも記録更新を目指したい」と話している。