京都市下京区の梅小路公園に3月14日開館する京都水族館の展示内容が明らかになった。運営するオリックス不動産(東京)によると、海・淡水魚計約250種、約1万5千匹を9ゾーンに分けて展示。イルカやアザラシ、ペンギンの各ゾーンに加え、国の特別天然記念物のオオサンショウウオが大型水槽で見られる「京の川ゾーン」など地域色も充実させる。 同館は地上3階建て延べ床面積約1万1千平方メートル、最大収容人数5千人。海に面しない内陸型の水族館で国内最大級の規模だ。「水と共につながる、いのち」をコンセプトに、京の川から大海原までを再現した9ゾーンを設ける。 「京の川ゾーン」では、「生きた化石」と呼ばれるオオサンショウウオの国内最大級の展示コーナーを設置する。展示する約10匹は鴨川水系に生息していたオオサンショウウオ。近年、人為的に持ち込まれた外来種の流入で交雑種が増え、在来種の生息数が減っていることから、行動パ