中日新聞:絶滅危惧種のイタセンパラ共同飼育へ 東山動物園とアクア・トト:社会(CHUNICHI Web)トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 絶滅危惧種のイタセンパラ共同飼育へ 東山動物園とアクア・トト 2010年9月30日 夕刊 木曽川で捕獲したイタセンパラ（右下）が飼育されている水槽＝岐阜県各務原市で 国の天然記念物で、東海地方では濃尾平野の木曽川水系だけに生息する淡水魚「イタセンパラ」の絶滅を防ごうと、岐阜県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」（同県各務原市）と東山動物園（名古屋市）が協力し、保全活動に乗り出す。自然界で絶滅した時に備え、施設で人工的に飼育する「種の保存」の試みだ。 環境省が同水族館に委託し、イタセンパラを生息域外で保全する事業の一環。水族館で繁殖させた後、動物園に一部を移す。両施設で分散して飼育するため、病気感染などによる全滅のリスクも減らせる。 水族館は５月にイタセンパラ約７０匹を捕獲し、産卵に必要な２枚貝も用意して今秋の繁殖期に向けて準備を進め
