水戸市は２日までに、ＴＢＳ系のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」が２月３日に放送した水戸黄門に関する内容に虚偽があったとして、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）に意見書を提出した。 意見書や市によると、番組はＴＢＳ系で放送されていた時代劇「水戸黄門」で使われていた印籠が、水戸では今も効果があるかを検証する内容。水戸駅周辺で、黄門役の老人が喫煙するエキストラの若者グループを注意し「助さん格さん」役の２人が印籠を出したことに、若者らが興奮し罵声を浴びせ続けた。 市は、若者らがエキストラであることを番組で伝えなかったことを「虚偽」と問題視した。放送後、視聴者から市に「治安の悪さから観光を取りやめた」「イメージが最悪になった」といった苦情が寄せられたという。 意見書は「視聴者に水戸市は粗暴な若者が多く、治安も悪いと誤解させた」としている。 ＴＢＳ広報部は「ＢＰＯへの意見書を十分に検討した上で、

日本相撲協会の役員候補選挙が２９日、東京・両国国技館で９９人の全親方による投票で実施され、理事選に出馬した伊勢ケ浜一門の２親方が明暗を分けた。票集めに苦戦したとみられた伊勢ケ浜親方（元横綱旭富士）が１０票で当選し、高島親方（元関脇高望山）は６票で落選した。 当選ラインは「９票以上」とされていたが、伊勢ケ浜一門の基礎票は１２票。伊勢ケ浜親方、高島親方が一門内でともに６票を確保していたが、票の上積みがなければ当選は見込めない。伊勢ケ浜親方は、前日に出馬を断念した九重親方（元横綱千代の富士）が持つとされる票を譲り受けたことで当選につなげたようだ。

トップリーグ（ＴＬ）３連覇に挑むパナソニックに、大学トップクラスの選手が多数入団を希望していることが６日、分かった。すでに入団を表明している日本代表ＷＴＢ藤田慶和のほか大学選手権で７連覇を目指す帝京大からは主将のＨＯ坂手淳史らが加わる見通しだ。 国内屈指の強豪が、パワー倍増だ。入団希望者には藤田と同じＷ杯イングランド大会メンバーのＷＴＢ福岡堅樹、帝京大から坂手、ＢＫリーダーのＦＢ森谷圭介、同じく選手権決勝に駒を進めた東海大のＰＲ平野翔平ら豪華メンバーが顔をそろえる。 坂手は、帝京大在学中に日本代表の練習に参加するなど、現代表ＨＯ堀江翔太の後継者として期待される逸材。平野もスーパーラグビーに参加する日本チーム「サンウルブズ」に選ばれた学生屈指のＰＲだ。大学選手権で１６季ぶりに４強入りを果たした大東大ＬＯ兼ＮＯ・８長谷川崚太ら２０１９年Ｗ杯日本大会の主力選手として期待される金の卵がめじろ押し。

巨人の堤ゼネラルマネジャー（ＧＭ）は３０日、先発で８勝を挙げた左腕のポレダと来季の契約締結へ大筋合意していることを明らかにした。近日中に正式発表される。既に残留が決まっているマイコラス、マシソンに加え、メンドーサ、アンダーソンも来季は巨人でプレーする。 セペダ、フランシスコ、カステヤーノスとは再契約しない方針で退団が決まった。（共同） 移籍・退団リストへ

西武がクライマックスシリーズ出場を逃した。２年連続Ｂクラスは３４年ぶり。ファンの方は、あまりに早いオフの突入に「こんなはずでは…。何やってんだ！」という思いでいっぱいだろう。こうなった元凶は、球団ワースト記録となる球宴前後の１３連敗がすべてだと思う。 １９９８年にロッテがプロ野球記録の１８連敗したことが本になっている。しかし西武の１３連敗には本にするようなドタバタ劇やドラマもなく、ただ普通に負けを重ねただけだった。 ロッテのときは１０連敗ぐらいから騒がれ始め、１３連敗で球団代表が謝罪する事態に。近藤昭仁監督がカメラマンに「おまえら、人の不幸を撮って楽しいか！！」と逆ギレするなど、端から見て面白かった。 ちなみに、この近藤監督のサンスポの記事は、ＱＶＣマリン横にあるマリーンズミュージアムに飾られている。ロッテにはそういうユーモアもある。 ところが西武は、球団記録に並ぶ８月４日の楽天戦（コボス

ヤンキースのジラルディ監督（５０）が９日、シーズン総括会見を開いた。田中将大投手（２６）について「肘のことを心配して始まった１年だったが、中４日でも問題ないことを証明した。来季はローテーションの軸になる」と語り、来季は中４日での登板が増えることを示唆した。６日（日本時間７日）のワイルドカードゲームに登板した田中は、今月中にも帰国する。　（ニューヨーク）

中日・エクトル・ルナ内野手（３５）が９日、中部国際空港から、ドミニカ共和国へ帰国した。球団は２００万ドル（約２億４０００万円）での来季の契約選択権を持っているが、行使せずに退団することが濃厚。本人は日本でのプレーを希望している。

１５９キロを軽々と…。大谷（手前）は今江に逆転二塁打を浴び、打球の方向を驚いたように見つめた　（撮影・大橋純人） （パ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第１戦、日本ハム３－９ロッテ、１０日、札幌ドーム）絶対的だったはずのエース、大谷がＫＯされた。今季最短の２回２／３で５失点し、ＣＳ初黒星。打たれた６安打はすべて自慢の直球。カウントを悪くして、制球が甘くなり、打たれた。 「一つ一つのボールを信じ切れずに投げていた。シーズン中に貯金をつくっても、ここでいい投球ができないと意味がない。（９月２７日から中１２日の間隔は）言い訳にならないです」 先制してもらった直後の二回、今江に３点二塁打を浴びた。ＣＳでの大谷は昨年から「魔の二回」に失点している。昨年はオリックスとのファーストステージ第１戦で２失点、ソフトバンクとのファイナルステージ第５戦で４失点。そしてこの日もつかまった。 チームはレギ

阪神が次期監督として就任要請しているＯＢの金本知憲氏（４７）に最大５年の長期契約を準備していることが１０日、明らかになった。クライマックスシリーズ（ＣＳ）初戦で巨人にサヨナラ負けしたチームは来季以降戦力ダウンは避けられず、土台作りから再建を託す考え。球団史上最長の契約期間の提示も視野に入れて、ＣＳ後に３度目の交渉に入る。

ＤｅＮＡが、巨人を今季限りで退団する久保裕也投手（３５）の獲得調査を進めることが４日、分かった。 リーグワーストの５９８失点で最下位に沈んだＤｅＮＡは投手力強化が急務となっている。新監督の招聘（しょうへい）に動く中、通算４１８試合に登板し、２０１１年には守護神を任されるなど、先発、中継ぎ、抑えをこなす万能右腕が来季に向けた補強の第１弾として浮上した。 巨人はこの日、久保と来季の契約を結ばないことを発表。東京ドームを訪問して選手、スタッフにあいさつ。原監督からは「ひとまず、お疲れさま」と声をかけられた。「諦めるという気持ちは起きない。こういう状況になって、野球が本当に好きだと気づいた。野球に対する情熱はまだ消えていない」と再起への意気込みを語った。

金本新監督誕生へ、難題－。阪神が来季の新監督として正式要請したＯＢの金本知憲氏（４７）が球団側との交渉の中で、組閣プランについてギャップがあることが４日、明らかになった。今季限りで退任する和田豊監督（５３）の後任候補として、近日中に２度目の交渉を行う見通し。運命の１週間が始まる。

ハマの夢プランが判明！　ＤｅＮＡの本拠地、横浜スタジアムに天然芝の導入が検討されていることが２７日、明らかになった。今月上旬、ＤｅＮＡとスタジアムの関係者が合同で米国視察を行った。内外野が全面天然芝となれば、プロ野球の本拠地では東日本で初。中畑清監督（６１）の５年目の指揮が決定的な来季、メジャーにも引けを取らないホーム球場が、Ｖをアシストする。

（セ・リーグ、ＤｅＮＡ１－２ヤクルト、１８回戦、ヤクルト１２勝６敗、２２日、横浜）えびす様がいれば、混セも一刀両断だ！！　ヤクルトは２２日、ＤｅＮＡ１８回戦（横浜）に２－１で競り勝ち、今季４度目の同一カード３連勝。球宴を挟んで４連勝で勝率を５割に戻し、阪神と並んで首位に立った。「燕のえびす様」４番・畠山和洋内野手（３２）が一回に先制打を放った。左内転筋の肉離れから２０日に復帰した後、３試合連続の適時打。大きなおなかと、釣りざおならぬバットで、Ｖもグイッと引き寄せる。

もっと練習しないと勝てない！　サッカーの女子Ｗ杯カナダ大会で準優勝した日本代表「なでしこジャパン」が７日、日航機で成田空港に帰国した。成田市内のホテルで記者会見した主将のＭＦ宮間あや（３０）＝岡山湯郷＝は、同席した日本協会の野田朱美女子委員長（４５）と佐々木則夫監督（５７）に、合宿や試合を増やすよう異例の公開要求。来年８月のリオデジャネイロ五輪で女王の座を奪還するため、危機感をにじませた。

日本野球機構（ＮＰＢ）は２日、マツダオールスターゲーム２０１５の監督推薦選手を発表。ファン投票と選手間投票による選出メンバーを合わせたセ、パ両リーグ２８選手ずつの全陣容が出そろった。 本塁打と打点でリーグ２冠の畠山が、球宴出場を逃した。一塁手はファン投票の新井（広島）、選手間投票のロペス（ＤｅＮＡ）に加え、選手間の捕手で阿部（巨人）も選ばれたことが一因とみられる。「選ばれると思っていたけど、仕方ない。一度も出たことがない人なら出てみたいと思うだろうけど、僕は２度（１１、１２年）出ているから」と割り切り、真中監督は「ちょっと残念だが、いい休養になると前向きに捉えましょう」と気遣った。　（神宮）