2016年5月12日のブックマーク (2件)

  • 「スマホの声は、本人の声ではない」説は本当?人の声が届く仕組みを解説

    ――声帯が震えるか震えないかで、声の出方が変化するわけですね。人が声を出す際には、声帯が重要な役割を果たしていると。 堀内「はい、この声を発する仕組みと電話の通話とのあいだに大きな関係があるんですが、同じ電話でも有線の固定電話の場合、原理的には人が口から出した声をそのまま届けています。これは声が糸を震わせて相手のところに届く「糸電話」とおおむね同じ仕組みで、固定電話では声を「波形」のまま、届けています。 しかしスマホのような無線で通話をするときには「限りなく人の声には近い、つくられた声=合成音声」を相手に届けているんです。」 合成音声にはどのような種類があるのか ――合成音声というと、ボカロ(ボーカロイド)やSiriなどが浮かびます。スマホの通話の声も同じ仕組みなんですか? 堀内「同じ合成音声でも、実はつくる方法が違います。ボカロやSiriなどは、もともと声優さんがいて成り立つ方法を使っ

  • 徹底究明! 「携帯電話の声は、本人の声ではない」説は本当なのか?【後編】 ~電話での通話のしくみ~

    巷で囁かれている噂「携帯電話から聞こえる声は、しゃべっている人の声ではない」が真実かどうかを探るため、通信全般の研究を行っているKDDI研究所に乗り込んだ人体模型くん。 前編では、携帯電話のしくみを語るうえで欠かせない「人の声のしくみ」について解説しました。後編では、同じくKDDI研究所の堀内俊治氏が、この噂の真相について詳細に解説していきます! モ「さっきまでの話で、「携帯電話から聞こえる声は、喋っている人の声ではない」という噂は当だということはわかったけど、携帯電話が「限りなく人に近い声をつくり出している」っていうのは、どういうことッスか?」 堀内「すこし専門的な話になりますが、順を追って説明しましょう。はじめに、電話における音声符号化の方法は大きく3つほどあります。 まず「波形符号化方式」。これは固定電話に使われる方法で、前編でも説明したように、声の波形そのものを電気の波形に

    徹底究明! 「携帯電話の声は、本人の声ではない」説は本当なのか?【後編】 ~電話での通話のしくみ~
    iwentoutf
    iwentoutf 2016/05/12