かつて食用キノコとして広く食べられていたにも関わらず、2004年に脳症との関連が疑われ、とつぜん「毒キノコだから食べないで!!」に変更されたものがある。スギヒラタケだ。 農林水産省のページ http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html このキノコが2004年にとつぜん毒キノコ扱いになった理由は、実は法改正にあった。2003年11月、感染症法が改定され、急性脳症の症例を全数調査することになった。その法改正後のはじめてのキノコシーズンに報告された急性脳症の中に、スギヒラタケが原因と思われるものが多数混じっていたのだ。 つまりこれは、キノコがとつぜん毒を持ったとかいう話ではなく、それまでもキノコ毒による症例は出ていたけれど、気づいていなかったというのが正しい。長ければ食後一週間以上経ってから症状が出ること、